指先からの恋物語






ガラッ



「ジャーン!
 メイド第一号が完成でーす♪」


「「「おぉーー!!」」」






扉を開けたとたん

大きい声で報告をする唯奈



もちろんみんなの視線は

あたしに集中してます・・・・





「どお?
 可愛いでしょ?」


「「「可愛いー!!」」」





みんな一斉に声をそろえて言う



でもそんな中


一人だけ固まっている人がいた






そう あたしを奴隷扱いしていた


あの多田優真だった






目を見開いてこっちを見てる







「おっ・・・おい!
 みんな止まってないで働け!」









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