旦那様は高校教師
保健室
翌朝、睡魔と戦いながら学校へ向かった。
1時限目は国語の授業。
頭がボンヤリしているせいか、子守唄に聞こえてくる…。
ダメ…此のままじゃホントに寝てしまう…。
「ほたる?大丈夫?」
先生に聞こえないよう、祐奈が小声で話し掛けて来る。
だけど、大きな欠伸が返事を遮る。
「大丈…ふぁ~…。あっ…ごめん」
「フフっ♪ちょっと待ってて…」
祐奈は席を立ち、先生に何かを告げる。
「行こう…」
えっ?行くって何処へ?
祐奈は何も言わず、私を立たせ教室を出る。