旦那様は高校教師
「ゆっくり眠って」
保健室へ着くと、祐奈は私をベットまで連れて行ってくれた。
「有り難う…」
「うん…」
祐奈は小さく頷き、保健室を後にする。
静かに目を閉じると、すぐ眠気に誘われた。
アレッ?せ…ん…せい?
此れは…夢?
眠っている間、夢の中に先生の姿を見ていた。
『ほたる…ごめんな…ごめんな…』
夢の中の先生は、何故か何度も何度も私に謝っている。
どうしたの?
何かあったの?
何で謝るの?
先生は何も悪くないよ?
フワッと何かが額に触れ、先生の夢は途絶えてしまった。