旦那様は高校教師


「先生の意地悪」



私はプイッと拗ねて見せた。



「ごめんごめん…もうすぐ4時限目も終わるし、それまで此処に居て良いから」



先生は悪戯っ子みたいに笑い、今度は私の髪をグシャグシャッとする。



もう!また拗ねちゃうぞ?



そう思いながらも、先生と触れ合える事が嬉しかった。



「教室へ戻る前に職員室に寄って?」



「はい…」



「じゃぁ、また後で」



先生は立ち上がり、私のおでこにChu!とキスをする。



ん?アレッ?



此の感触……。



静かに保健室を出て行く先生の足音を聞きながら、私は覚えがある感触の記憶を辿った。





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