旦那様は高校教師


「お風呂…入って来ます…」



心ちゃんの顔がまともに見れず、私は着替えを持ってお風呂場へ逃げた。



どうしよこんな格好良い心ちゃんを毎日見れるなんて幸せすぎる。



ずっとずっとこの時間が続きますように…。



湯船の中で、呪文の様に繰り返し繰り返し唱えた。



いっけない!!つい長湯しちゃった!



火照る体を冷やす為、冷えたお茶を一杯飲むと、其れが体に染み渡りホッと一息つく。



パジャマ変になってないよね?



ドアの前で裾をピンピン伸ばし、そっとドアを開けると、心ちゃんは炬燵の部屋でパソコンを開き、何かを打っていた。



お仕事かな?



「お風呂…上がりました…」



「うん…」



心ちゃんは視線だけ私に向けると、またパソコンの画面へ戻す。





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