旦那様は高校教師
朝食を食べ終わると、ほたるは奥の部屋で楽しそうに服を選びを始める。
俺はほたるの用意が済むまでの間、TVを見ながら待った。
「お待たせ。可笑しくなぁい?」
ほたるは恥ずかしそうに、俺の前に立つ。
其れ…昨日買った白いワンピース…。
「似合ってるよ…」
やべぇ、似合ってると言うより可愛すぎ。
天使そのものだよ…。
あ゛実家へ行くの止めようかなぁ。
絶対に父さんと母さんがほたるを放さないぞ?
「心ちゃん?どうしたの?やっぱり変?」
ほたるはクローゼットの前に立ち、悩ましい顔をする。
「変じゃないよ。ほたるが余りにも可愛いから見てただけ」
「もう、心ちゃんたら…」
真っ赤な顔で、ほたるは俺に背を向ける。
「ボチボチ出発しますか!」
「はい♪」
弾むような声を出すほたるを車に乗せ、実家へ向かった。
心矢目線 END