旦那様は高校教師


「ほたるちゃん座って」



私が躊躇しているうちに、お母さんはお茶の用意を済ませ、リビングへ足を踏み入れる。



「すみません…」



私は深々と頭を下げた。



「良いの、気にしないで。さっ飲みましょ♪」



3人でソファーに座り、お茶を頂いた。



私…お嫁さん失格だよね…。



何にもお手伝い出来なくて…。



第一印象はきっと最悪だ…。



カチャッ。



バタン!!



しょんぼりしてお茶を飲んでいると、玄関の開閉音がリビングへ届く。



お客さん?



そう思っていたら、今度はリビングのドアが勢い良く開いた。





< 204 / 743 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop