旦那様は高校教師
「ほたるちゃん座って」
私が躊躇しているうちに、お母さんはお茶の用意を済ませ、リビングへ足を踏み入れる。
「すみません…」
私は深々と頭を下げた。
「良いの、気にしないで。さっ飲みましょ♪」
3人でソファーに座り、お茶を頂いた。
私…お嫁さん失格だよね…。
何にもお手伝い出来なくて…。
第一印象はきっと最悪だ…。
カチャッ。
バタン!!
しょんぼりしてお茶を飲んでいると、玄関の開閉音がリビングへ届く。
お客さん?
そう思っていたら、今度はリビングのドアが勢い良く開いた。