旦那様は高校教師


「ほたる~会いたかったぞぉ」



一目散に私の所へ来た其の人は、いきなりハグをする。



えっ!?何!?誰!?



突然の出来事に私の頭は思考停止。



其処へ心ちゃんが助け船を出してくれた。



「父さん、離れろよ」



お父さん?



此の人が…!?



お母さんも若いけど、お父さんも若い。



心ちゃんが間に入り、私はお父さんのハグから解放された。



「ハッハッハッ、心矢もまだまだ子供だな!!」



お父さんは豪快に笑った後、お母さんの隣に座る。



「煩い!放っといてくれ…」



赤い顔して心ちゃんは照れていた。



もしかして…心ちゃんヤキモチ妬いたの?



そうだったら嬉しいな♪



綻ぶ顔を隠しつつ、私は心ちゃんの隣に座り直した。



すると心ちゃんは両親の前にも関わらず、ガッシリと私の肩を抱く。





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