旦那様は高校教師
「父さんと母さんにとって、ほたるは…娘だと思うよ?」
俺の答えを聞き、ほたるはパアッと笑う。
「娘ならお手伝いしても良いよね?家族なんだから、助け合わなくちゃ♪」
俺に向けられたほたるの笑顔が、心を揺り動かす。
俺の負けだ…。
そんな笑顔を見せられたら、こう言うしかないだろう?
「一緒にバイト頑張ろうな!」
「はい♪」
俺の天使が笑い掛ける。
不安は消せないけど、其の笑顔を守るから。
いつでも助けてやるから、ずっとずっと俺だけの天使でいてくれな。
心矢目線 END