旦那様は高校教師


「ん夏休み中、ほたると此処で過ごすよ」



暫く考えた後、心ちゃんはそう答えを出した。



其れから夕飯を食べた後、着替えを取りにアパートへ一時帰宅。



あれもこれも詰めてるうちに、大荷物になっちゃった…。



アパートで、お風呂を済ませてから実家へ戻った。



リビングに皆集まり、お喋りに花が咲く。



気が付くとすっかり夜が更けていた。



「寝不足はお肌に対敵よ。ほたるちゃん、今夜はもうお休みなさい」



「はい…。お休みなさい」



私はお母さんとお父さんにペコリと頭を下げ、心ちゃんと2階へ上がった。



あっ………。



部屋の壁際にドーンと置かれたダブルベッドを前に、私は極度に緊張する。





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