旦那様は高校教師

バイト



朝、部屋の中に美味しそうな匂いが漂う。



嘘っ!!また寝坊!?



着替えを済ませ、私はキッチンへ急いだ。



「おはようございます」



私は既に、朝食の準備に取り掛かってるお母さんの隣に立った。



「おはよ~。ゆっくり眠れた?」



お母さんは野菜を切りながら、話し掛ける。



「はい…。寝坊してすみません…。私も何か手伝います!」



「怪我でもしたらどうするの?良いから座ってて」



怪我って…そんなに子供じゃないんだけどなぁ~。



「お母さん…実は私、まだ料理が出来ないんです。心ちゃんに美味しい物を作ってあげたいから、色々教えて下さい」



私はお母さんに食い下がった。





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