旦那様は高校教師


「後ろ向いて?」



私は訳も分からず、心ちゃんに言われた通り後ろを向いた。



すると、何かが首に架けられる。



ネックレス…?



胸元に視線を移し良く確認すると、チェーンに通されたリングが、キラリと輝いていた。



「此れだったら、ずっと身に付けていられるだろ?」



うん♪



指にはめられないのは残念だけど、此れだったら学校が始まっても身に付けていられる♪



「有り難う♪」



嬉しくて心ちゃんに絡み付くと、其のままスッポリと腕に覆われた。





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