旦那様は高校教師


「まぁ仲が良いわね♪お邪魔だったかしら?」



お母さんはクスクスっと上品に笑いなが、キッチンに立っていた。



私達はリビングのドアが開いた事にも気付かず、抱き合っていたの!?



まさか、こんな所を見られるなんて…うぅ…恥ずかしい。



私は慌てて心ちゃんと距離を置いた。



今後はもっと気を付けなくちゃ!!



お父さんとお母さんが席に着いたので、私達も其処へ腰を落とす。



星野家全員で、食卓を囲んでの朝食。



ほのぼのとしていて、凄く暖かい。



此れが家族の食卓なんだね。



心ちゃんと2人で食べるご飯とはまた気分が違う。



私も本当の家族になれた。



そんな時間だった。





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