旦那様は高校教師
「私ね英語が苦手なの…教えてくれる?」
祐奈の仕草は、迷子の仔犬が助けを求めてる様で、とっても可愛い。
「うん♪一緒に考えよう」
私達は頭を捻りながら、自己紹介文を考えた。
「では出席番号1番の人から始めて下さい」
先生の号令と共に、1番の人が席を立つ。
もう始まっちゃったの!?
私、まだ英文に直してない!
急いで取り掛からなくちゃ!!
辞典を片手に取ったものの、発表者の声がどうしても耳に入って来る。
「My name is Midori Ichikawa.I′d like to meet Mr.Hoshino¸and I have come to the high school. A so coll teacher is happy by charge. Please take care for 1 year.」
·····ん?
えーーーっ!?
こ…此れって…告白してるの!?
思いもよらない発言に、私の息は止まりそう。
其れから直ぐ、言葉では言い表わせない不可解な感情が私に襲い掛かってきた。