旦那様は高校教師


その後も、内容は様々だけど先生に質問している人が数人居た。



先生は質問の内容により、きちんと答えたり言葉を濁したりする。



求めていた答えを聞けた生徒からは笑顔が零れ、聞けなかった生徒からは溜め息が漏れる。



きっと此の人達は、先生の事が好きなんだね。



でも何でかな?



今ね、凄く胸が苦しくてギューって締め付けられるような感じがするの。



「では次の人」



いよいよ私の順番が回って来た。



変に緊張して、ノートを握る手が汗ばんでくる。



私は周りに気付かれない様、静かに息を吸い込んで呼吸を整えた。



「My name is Hotaru Nanjo. It′s a daily routine that l see a star at a park. I met stellar princes at a park. I′m not one. l was very glad about the word.」



『私は公園で星を見るのが日課です。公園で星の王子様に出会いました。君は1人じゃない。その言葉が凄く嬉しかった』



決して自己紹介とは言えないけど、公園で言えなかった事をどうしても伝えたかったの。





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