旦那様は高校教師
雪子さんと言う元カノの存在が怖くて、ビクビクしている自分がいる。
もし、雪子さんがまだ心ちゃんの事を好きだったら…。
心ちゃんとこんな幸せな時間を過ごしている事が知られたら…。
私、虐められるの?
何かされたりもする?
そう思うと怖くてたまらない。
ねぇ、心ちゃん?
もしも其の時が来たら助けてくれる?
不安が消えないまま、恐れていた日がついに訪れた。
翌日のお昼過ぎ、心ちゃんが休みの為、私は1人倉庫で休憩していた。
そこへ突然、倉庫のドアが開き誰かが中へ入って来る。
「ちょっと良い?」
入って来たのは雪子さんだった。
「貴方が南条ほたるさんよね?」
いきなり何!?
「そう…です…けど…」
私はオドオドしながらそう答えた。