旦那様は高校教師
「先生?明日この辺でお祭りがあるって本当?」
此れで岡本さんと何を話していたのか、心ちゃんに伝わったはず。
「そう言えば…毎年、祭りがあってたな…ってまさか保!!南条を祭りに誘ってたのか!?」
心ちゃんの顔付きが変わる。
「いけませんかー?」
岡本さんはソッポを向き、頭を掻く。
「保!前にも言ったろ?南条には彼氏が居るって…。だから祭りは他の奴を誘うんだな」
心ちゃんは私を隠す様に前に立つ。
「心矢さん!!ほたるちゃんの彼氏がどんな人か知ってるんですか!?」
岡本さんは勢い良く心ちゃんの腕を掴む。
「あっ…あぁ…。よーく知ってる…」
心ちゃんはシマッタと言う顔で宙を仰ぐ。
「マジ?どんな人?」
岡本さんはジリジリと心ちゃんに詰め寄る。