旦那様は高校教師


「心ちゃん、ボンヤリしてどうしたの?」



夕飯の後、俺達は部屋で過ごすようになった。



リビングに居ると、父さんと母さんがほたるを離さないから、2人の時間が全くと言って良い位無い。



家に居る時位、夫婦の時間を過ごしたいじゃん?



「一緒に寝るようになった日の事、思い出してただけ…」



「えっ!?」



ほたるは顔を赤く染め、下を向く。



そんなに恥ずかしがるな!



俺まで恥ずかしくなるだろ!?



「ほたる、明日仕事が終わってから祭りに行かないか?」



保と祭りの話をしていたほたるは、何となく行きたそうにしていた。



多少の危険性はあるかも知れないが、地元の人しか集まらない小さな祭り。



学校の奴等に会う事はないだろう。





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