旦那様は高校教師
「ほたる…茶道部に入らない?」
えっ!?茶道部!?
心ちゃんが顧問をしてる部でしょ!?
「少しでも長く一緒に居られるし…考えてみて?」
「う゛…ん…」
私は直ぐに答えが出せず、誤魔化すような曖昧な返事をした。
心ちゃんと少しでも長く一緒に居られるのは凄く嬉しい。
でも家の事もきちんとしたい。
どうしたら良いのかな?
「駅に着いたよ…」
ボンヤリ考え事をしていると、車は駅前に停まっていた。
「行ってきます」
鞄を持ち、ドアノブに手を掛けると、グィッと強い力で引き寄せられ、突然唇が塞がれた。