旦那様は高校教師
「心ちゃ~ん、ご飯出来たよぉ」
テーブルに並べ終わると、私は心ちゃんに声を掛けた。
「おぉ!?旨そうだな!いただきます」
心ちゃんは合掌すると、魚の煮付けを口へ運ぶ。
お母さんの味付けとはチョット違うけど、心ちゃんの口に合うかな?
私はドキドキしながら反応を見る。
「美味しい!!」
其の言葉にホッと胸を撫で下ろす。
「良かったぁ~」
不味いって言われたら、どうしようかと思った。
ってアレ?
此れって前に心ちゃんが言ってたセリフと同じだぁ~。
「あっ!心ちゃん…部活の事だけど…」
私はご飯の後片付けをしながら、話を切り出した。
「入部…しようかなと···」
「マジで!?ホントに!?」
テーブルでお茶を飲んでいた心ちゃんは、私の言葉を遮り勢い良く立ち上がる。