旦那様は高校教師
「学年別に話し合いをして、決まったら教えて?」
心ちゃんの指示で、其々学年別での話し合いが始まる。
「1年の代表は南条さんと西野さんで良いんじゃない?」
市川さんの言葉に私の顔は青ざめていく。
ホントに私には無理だって!!
凄く足が遅いんだよ!?
迷惑掛けるから代表なんて出来ません!!
「南条?具合悪いのか!?顔色が悪いぞ?」
近くで皆の様子を見ていた心ちゃんが、私の横に座る。
心ちゃん…私…代表なんて無理。
私は心の声を心ちゃんへ必死に訴えた。
「先生!1年の代表は南条さんと西野さん。後は…」
市川さんは私と心ちゃんの間に割って入ろうとする。
だけど、心ちゃんは何気に体勢を変え、其処へ入れない様にする。