旦那様は高校教師
冷たい水を頭から被り、体の熱を取り除く。
今は何も考えない、何も見ない…。
気持ちを落ち着かせ部屋へ戻った。
「………ほたる?」
シーンとした部屋の中、ほたるはソファーで転た寝していた。
「あっ、心ちゃん……」
俺の呼び掛けに、ほたるはゆっくり目を開ける。
毎朝早くから弁当と朝食を作り、学校から帰ると夕飯·掃除·洗濯…。
疲れてるんだなぁ~。
俺は眠そうにしているほたるを抱き抱え、ベッドへ運んだ。
「心ちゃん?………」
「ん?どうした?」
ほたるの様子が少し違う気がする。
何かあったのか?
俺はベッドに腰を下ろし、ほたるを見付めた。