旦那様は高校教師


「心ちゃんの鼓動…凄く速い…」



胸に耳を当てたまま、ほたるは両手を背中に回す。



お陰で俺の鼓動はもっともっと駆け出そうとしている。



でもドキドキする事は、恥ずかしい事じゃないんだよな?



ほたるの事が好きだから、ドキドキしてる。



良い事じゃん!!



「あっ!!今、心ちゃんのドキドキと私のドキドキが重なった…」



そっか…ほたるもこんな俺にドキドキしてくれてるのか…。



有り難う…嬉しいよ。



「ほたる…お前の顔、もっと見せて…」



恥ずかしそうに、赤らめた顔を上げたほたるに、浜辺と同じキスをした。



「俺…ほたるの事もっともっとドキドキさせたい…」



キスをしながら、ゆっくりベッドへ押し倒す。



そして首筋や胸元へキスをした。



ドキドキさせてやるなんて言っておきながら、俺の方がドキドキしてる。



初めてじゃないのに、こんなになるなんて…余裕ないのかも。





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