旦那様は高校教師
「ほたる、其れは恋してる証拠だよ♪恋すると皆そうなるの。私も同じ」
わ…私が恋!?
まさか、そんな…。
相手は先生だよ!?
勘違いだよね?
「私はまだ栗山君と話した事ないけど、見てるだけでドキドキしたり苦しくなったりする…」
詩織は、普段私達には見せない顔をしていた。
先生みたいな眩しい輝きとは違うけど、暖かいようなフンワリしたような輝き。
此れが恋の顔なの?
私はそんな詩織に引き込まれ、見惚れていた。
「ん?私の顔に何か付いてる?」
視線を感じた詩織は、首を傾げる。
「ううん…ただ、今の詩織の顔が…恋の顔って言うのかなぁって…」
「???恋の顔???」
詩織は更に首を傾げる。
そうだよね、自分ではどんな顔してたのか分からないよね。
詩織にどう説明しようか考えていたら、祐奈が思わぬ事を口にする。