旦那様は高校教師
ボッと私の体に火が灯る。
心ちゃん!人前で恥ずかしいよ!!
祐奈の目は点になってるし…。
学校では気を付けようよ!!
「もう寒くないだろ?」
心ちゃんは私から離れ、かき氷を取り上げる。
「俺、戻るから」
何もなかったかの様に、心ちゃんは中庭へ戻って行く。
「先生も罪な男だね。あんな事されたら益々好きになっちゃうよね…。諦めた方が良いなんて言ってごめんね…」
祐奈は苦笑いを浮かべる。
そんな顔しないで?
祐奈は間違った事を言った訳じゃない。
二股掛けてる事になってる私が悪いんだから…謝るのは私の方だよ。
「私こそごめんね…」
色々な意味を込めて、私も祐奈に謝った。