旦那様は高校教師
「先生!お団子まだですか?」
「先生、此方の席に来て下さい」
先輩達の声が届き、私と祐奈はカウンターに入って、お茶とお団子の用意を始めた。
「悪いな…」
心ちゃんは呟く様に言葉を発し、先輩の所へ歩き出す。
「ほ~たるちゃん!」
誰かが私の名前を呼ぶ。
此の声は…まさか…。
岡本さん!?
視線を向けた先には、正真正銘あの岡本さんが立っていた。
「ど…どうも…お久し振りです…」
私は作業をしながら愛想笑いと挨拶をする。
どうして岡本さん此処へ来たんだろう。
追い返す訳にはいかないし、どうしたら良い?