旦那様は高校教師
「先生と生徒と言っても男と女だよ?そんなの関係ないよぉ」
もしかして詩織も、他人事だと思って楽しんでる?
普段の数倍は顔が笑ってるよ?
「もう!からかわないでよぉ」
私は赤くなった顔を両手で覆った。
「からかってないよ。ただ、ほたるの恋を応援したいだけ♪」
詩織は私の両手を取り、上下に振る。
「私もほたるの恋を応援する♪けど、気を付けるんだよ?」
穏やかな祐奈の顔が、真剣な顔付きへと変わっていく。
だけど、祐奈が私に何を言いたいのか其の真意が分からない。
「気を付けるって…何を?」
私は祐奈に質問を投げ掛けた。