旦那様は高校教師
いつも笑顔を見せてくれるけど、心の中では沢山ヤキモチ妬いてる事を、俺は知っている。
自分が悲しい顔をすると俺も悲しい顔になるから、何があっても笑顔でいようとする。
ほたるには偽りの笑顔ではなく、本当の笑顔でいて欲しい。
あの微笑みが俺は大好きだ!!
天使の様な微笑みを、ずっとずっと守り続けたい。
「先生♪また会いに来ますね♪」
笑顔で帰っていく生徒を、中庭の端まで見送る。
フーッ、やっと落ち着いたか…。
暫し接客から解放される、束の間の一時。
俺は、ほたるが居るカウンターへ向かった。
!!!!!
保!?
何故アイツが此処に居るんだ!?
保がほたるを何処かへ連れて行く前に、何とかしないと…。