旦那様は高校教師
「お前…南条の事本気なの?」
「本気ですよ。だから会いに来たんです」
保は俺の目を見据えて、真剣に話す。
………。
こいつの好きは本物だ。
軽い気持ちで、ほたるを追い掛けてるんじゃない。
俺もほたるが好きだから、保の目を見れば分かる。
でもな保…其の思いをほたるに知らせるのだけは勘弁してくれ!
悩ませたくないんだよ…。
いつか機会を見て、俺とほたるの事を保に話そう。
きっと其の方が保の為になる。
時間が経てば経つ程、心の痛みも大きくなるからな…。
「保、近いうちに···」
「先生、邪魔してスミマセン。少しだけ良いですか?」
俺の話を遮ったのはほたる。
オイ!今、大事な話をしようとしてたんだぞ?