旦那様は高校教師
「うわっスッゲェ!!英語ばっかじゃん!!」
あっ…本棚を見たんだ…。
其れだけじゃぁ心ちゃんの事、バレないよね!?
私は冷や汗をかきそうになりながら、炬燵の部屋まで飲み物を運んだ。
コトン コトン コトン
3人分のグラスを置き、私は静かに深呼吸をする。
「あのね…食事の前に聞いて欲しい事があるんだけど…」
3人の視線が私に向けられる。
う゛………余り見ないで!!
緊張して言葉が出なくなるよぉ。
「じ…実はね…此処のアパート…彼氏と2人で住んでるの…」
「……………」
皆『ん?其れで?』と言うような顔をし、沈黙が続く。
私、まだ何か言った方が良いの?
此の沈黙は予想していなかったから、心ちゃんと打ち合わせしてない。
どうしたら良いの!?