旦那様は高校教師
「ただいま Chu!」
「お帰りなさい」
微かに聞こえる位の小さな声を出し、私達は目と目で会話する。
『良し!!行くぞ!!』
『はい!!』
ドキドキしながら、私達は3人が待つ部屋の前に立つ。
う゛……やっぱり怖い…。
『大丈夫!俺が付いてるって言ったろ?』
私の心の声に、心ちゃんの目がそう答える。
弱気になっちゃダメだよね!?
私には心ちゃんが居る。
今ここで逃げ出すと、此の苦しみは消えない。
ちゃんと打ち明けるまで、ずっと続く。
だから3人を信じて、心ちゃんを信じて前へ進もう。
『うん!!もう怖くない!』
私は心ちゃんにそう伝えた。