旦那様は高校教師
『心矢目線』



西野·加賀·栗山に、ほたると結婚している事を打ち明けた。



始めは彼氏として…と考えていたが、どうしてもほたるを妻として紹介したかった。



皆には重い荷物を背負わせてしまったかも知れないが、分かち合える仲間が居れば心も軽くなる。



嘘を付く事を誰よりも嫌うほたるに、また嘘を付かせる訳にいかない。



此処に居る皆なら、きっとほたるを支えてくれる。



だって、親友だからさ…。



「先生、ほたる泣いちゃったよ?大丈夫?」



加賀が心配そうに、ほたるを見付める。



えっ!?泣いてる…?



「ほたる?どうした?」



俺はほたるの顔を覗き込んだ。



「だって…俺の奥さん…って…」



あぁ、そうか!!



「嬉しかったのか?」



「うん…」



下を向いたほたるの顔が、更に下へ落ちる。





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