旦那様は高校教師
詩織と栗山君が付き合ってる事は、全校生徒が知っている。
校内·校外で2人を見た人達が、羨ましがる位仲が良い。
そんな栗山君は、いつしか私の友達になっていた。
だからクリスマス会にも誘ったの。
栗山君…今はまだ永田君には黙ってて欲しい。
けど重荷になる様だったら、後の判断はお任せします。
「おはよ~」
教室へ入ると、祐奈と詩織がお喋りをしていた。
「おはよ~♪昨日は楽しかった♪」
「招待してくれて有り難う♪」
詩織と祐奈がニッコリ笑いお礼を言う。
そんな…お礼を言われる様な事なんてしてないよ?
むしろ、お礼を言うのは私の方。
秘密ごと私を受け入れてくれて有り難う。