旦那様は高校教師
私が席に着くと、3人で小さな輪を作り、昨日の話しで盛り上がる。
「おはよう。朝から元気だね!?」
栗山君と永田君が、私達の間に割って入る。
あっ!そうだ!!
確認しなくちゃ!!
私は栗山君の手を取り、ベランダへ連れ出した。
う゛っ……此れから、どうやって切り出そう。
いきなり本題に入って良いのかな?
学校へ来る迄の間に、もっと考えておけば良かった。
「ほたるちゃん?何かあった?」
突然ベランダへ連れて来られ、栗山君はチョット驚いている。
うん!良し!!
「く…栗山君…。昨日の事なんだけど…」
まだ迷いが消えない私は、言葉を探しながら話を始めた。