旦那様は高校教師
居残りしないといけない位、私の成績は悪かったんだ…。
どうしよう…。
いっぱい怒られるのかな?
其れとも飽きられちゃった?
今にも涙が出そうな位、どんどん気分は沈んでいく。
そして不安だけを残し、下校となった。
「ほたる御免ね…。一緒に居てあげたいけど、此れから用があって…」
祐奈も詩織も、申し訳ない顔をする。
「2人とも気にしないで!!」
私は明るく言い放った。
もう覚悟は出来てる。
成績が下がったのは自業自得だもん。
潔く怒られよう。
私は誰も居なくなった教室で、心ちゃんが来るのを待った。