旦那様は高校教師
心ちゃんは静かにドアを閉め、私の前の席に座ると無言で通知表を広げる。
私は恐る恐る其れを覗き、1学期の成績と見比べた。
……………。
ん!?
1学期と余り変わらないよ?
なのに何故、居残り?
「此所を見て?」
心ちゃんが指を差した所は英語の成績欄。
其処は4から5に上がっていた。
何か問題でも有るの?
心ちゃんの意図が全く分からない。
首を傾げる私を立たせ、心ちゃんが教室の隅へと連れて行く。
えっ!?ちょ…ちょっと何???
心ちゃんは体にカーテンを巻くように取ると、私達はスッポリ其処に隠れた。
そして驚く私の唇にキスが降り注ぐ。