旦那様は高校教師


「心…ちゃん…」



熱いモノが口の中へ侵入する前に私は制する。



「成績が上がったご褒美。家に帰るまで我慢出来なくて…」



心ちゃんは頬を掻き、続きを始める。



こ…此処は学校だよ!?



誰かに見られたら、どうするの?



頭では分かっていても、私は心ちゃんの愛に落ちていった。



「ほたる…ごめんなぁ。学校では困るって言われてるのに…」



心ちゃんは唇を離すと、乱れた私の制服をきちんと直す。



心ちゃん…謝らなくても良いよ?



もっと触れたい、もっと近くに居たい、抱き締めたい!!



そう思っているのは私も同じだから。



けど、そんな事を言っちゃうと心ちゃん喜びそうだから内緒にしておこう。



「心ちゃん、学校でのキスは今日だけだよ?」



私の言葉に心ちゃんの顔がパァーッと明るくなる。





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