旦那様は高校教師
「ゆ…雪子さん!?ど…どうしたんですか?」
驚きと焦りで、言葉が上手く出ない。
「ちょっと上がらせてもらっても良い?」
雪子さんはズイッと進み出る。
う゛う゛……どうしよう……。
困るよぉ。
でもダメなんて言えないし…。
「ど…どうぞ…」
断る理由が見付からず、私は雪子さんを上げる事にした。
ハァーッ…一体、何しに来たんだろう。
キッチンに溜め息が響く。
「粗茶ですが…」
私はドキドキソワソワしがら、雪子さんにお茶を出した。