旦那様は高校教師
「ハッ…クション…」
クシャミと共に寒気が走る。
ピンと張りつめた夜風が、容赦なく体温を奪っていく。
今にも雪が降って来そうだな…。
きっと何処かで、ほたるも寒さに震えてる。
一刻も早く見付けて、雪子との誤解も解かないと!!
とは言ってもなぁ~。
何処をどう探せば良いものか…。
ん?待てよ?
ほたるは方向音痴だから、此処へ来る途中で迷ったとは考えられないか?
ん、有り得るな!!
良し!!チョット探す範囲を変えてみよう!!
俺は車に乗り込み、駅方面へと走らせた。
心矢目線 END