旦那様は高校教師
「ほたる、其処に寄って良い?」
俺は車を脇に停め、花畑から数キロの所にある建物を指差した。
「此処?何のお店???」
う゛………。
ほたるの問い掛けに、俺の顔が赤面する。
そうだよな…建物を見ただけじゃ、ほたるには分からないよなぁ。
「ゴホンッ…。此処はラブホテルだよ」
「ラブホテル???」
ほたるは首を傾げ、ホテルを見付める。
「あのな、ラブホテルは···」
小さな声で耳打ちすると、ほたるは顔を真っ赤に染めた。
「…入るの?」
ほたるは恥ずかしそうに俺を見る。
其れが俺にも移り、徐々に顔が熱くなっていく。