旦那様は高校教師
「俺もな、ほたるが隣に居ないと眠れなくてさ…。アパートに帰る前に一眠りしたい…」
此処からアパート迄、1時間以上掛かる。
ほたるが見付かった安心感と傍に居てくれる安らぎ、そして不安からの解放で眠気が一気に襲い掛かってきていた。
「私も心ちゃんが居なくて、眠れなかった…」
小さな声でほたるが呟く。
YES·NOの返事は貰ってない。
でも限界…眠い…。
俺はホテルの駐車場に車を入れた。
車を降りると、ほたるは恥ずかしそうに下を向き、俺の服を摘んで歩く。
ドアを開けほたるを中へ招き入れると、其のままベッドへ流れ込んだ。
俺達は会えなかった数時間を埋める様に、沢山キスをした。
………ん?
暫くすると、小さな寝息が耳へと届く。
ほたるのヤツ、もう眠ってる。
昨夜は眠れなかったって言ってたもんな。
唇にそっとキスをし、俺も眠りに就いた。