旦那様は高校教師


あったあった、生姜湯。



此れも子供の頃に飲んだ覚えがある。



生姜は体を暖め、消化吸収を良くして、発汗を促す等の効能があるから、風邪を引いた時には此れが良い。



俺は蜂蜜を少し加え、ほたる好みの味に整えた。



「ほたる、此れ飲んでみて」



ほたるの体を起こし、俺は後ろから其れを支える。



言うなれば、ほたる専用人間座椅子だ!



「生姜湯?美味しい~」



ほたるの顔が和らぐ。



Chu!



可愛すぎて、思わずほたるの頬にキスをしていた。



「さぁ、ゆっくり眠りな」



ほたるを布団に寝かせた後、氷で体を冷やしたり、着替えの手伝いにお粥作り…。



自分に出来る精一杯の事をした。





< 602 / 743 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop