旦那様は高校教師


「ほたるちゃん、明けましておめでとう♪次朗良かったね~ほたるちゃんに会えて♪」



リビングの冊子が開き、お母さんが庭へ降りて来る。



「あ…明けましておめでとうございます。挨拶が遅くなってスミマセン」



「そんな事は気にしないの♪外は寒いでしょ?2人共、中へ入って♪」



「はい…」



私達は荷物を持ってリビングへ向かう。



「ほたるちゃん、風邪は大丈夫なの?」



「はい!ご心配をお掛けしました…。其れに温泉の手伝いも出来なくて…」



「いーの、気にしなくて良いってさっきも言ったでしょ♪」



小さくなる私に、お母さんの笑顔が舞い落ちる。



リビングでお母さんと少し話をした後、私達は2階へ荷物を運んだ。



ドサッ!!



「フーッ…」



足元に荷物を置き、心ちゃんはベッドに大の字になる。





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