旦那様は高校教師


ん。



ゆっくり目を開けると辺りは真っ暗で、今が朝なのか夜なのかさえ分からない。



いつの間にか、眠っちゃったんだ…。



う゛っ…こ…腰が痛い…。



私は眠りに就く前の出来事を思い出し、赤面する。



「ほ…たる?」



「ん?」



不意に名前を呼ばれ、心ちゃんの顔を覗き見る。



フフッ♪寝言だぁ♪



私は心ちゃんを起こさない様に、携帯に手を伸ばす。



そして日時を確認して、今が夕方である事を知った。



心ちゃんは此のまま寝かせてた方が良いかな?



こっそり胸の中から脱け出そうと体を離すと、心ちゃんの腕が絡み付く。



う…動けない。



仕方ない。





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