旦那様は高校教師


「心ちゃん、もう夕方だよ?」



「あ゙…分かった…」



軽く心ちゃんの体を揺すって声を掛けると、眠そうな声が返ってくる。



「ほたる…俺まだ眠い…。キスして…」



え゙っ!?心ちゃんどうしちゃったの!?



こんな風に甘えるなんて珍しい。



私は戸惑いながら、心ちゃんの頬にキスをした。



「ほたる、こっちぃ」



心ちゃんに引き寄せられ、其のまま唇が重なる。



だけど其れは、頭の芯が痺れる程の濃厚なキス。



心ちゃん!?まさかまた続きをしようなんて言わないよね!?



今日はもう無理だよ…。



あんなのされたら私壊れちゃう。



「さてと!!目も覚めた事だし、次朗の散歩に行くか!?」



急に唇を離した心ちゃんは体を起こす。





< 614 / 743 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop