旦那様は高校教師


「はい!!もう元気になりました」



「そうか、其れは良かった」



お父さんは少し身を乗り出し、私の頭を撫でようとする。



すると、心ちゃんが強引に私を引き寄せた。



「さ·わ·る·な」



「良いじゃないか!頭を撫でる位」



「ダメ!!例え父さんでも、ほたるには触れさせない!!」



フフッ♪心ちゃんとお父さんって子供みたい。



何だか2人とも可愛く見えちゃう♪



不貞腐れた心ちゃんの顔が可笑しくて、お父さんとお母さんは大笑い。



笑っちゃいけないけど、私もつられて笑っちゃいそう。



でも我慢しなきゃ!!



心ちゃんが余計に不機嫌になるし、私位は味方で居ないとね。



「そんなに笑うなよ…」



心ちゃんは恥ずかしそうに顔を赤くし、キッチンの椅子へ移動する。





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