旦那様は高校教師


「ほたる、父さんと母さんはもう寝室に行ったから、気にしなくても大丈夫だよ?」



そう…なんだ…。



心ちゃんの言葉に、私は少しだけホッとした。



「其れじゃぁ…心ちゃん、一緒に入る?」



「うん、入る」



心ちゃんの嬉しそうな返事が聞こえて程なく、腰にタオルを巻いて入って来た。



其の姿に赤面する私は、咄嗟に背を向ける。



「ほたる、恥ずかしい?」



湯船に浸かった心ちゃんは、後ろから私を抱き締め耳元で囁く。



「うん…恥ずかしぃ…」



「そっか…でも俺はほたるの全部を知ってるけど?」



心ちゃんは私の耳にキスをした後、体の向きを変え唇を塞ぐ。



そして私の腕を軽く掴み、ゆっくり立ち上がらせ浴槽の淵へ座らせた。



「はぁっ…んっ……」



肌を伝う心ちゃんの手が下へ移動するに連れ、甘い吐息だけがお風呂場に響く。





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