旦那様は高校教師
女みたいな夢って言われるかも知れないけど、男にだって築きたい理想の家庭がある。
俺はお互いの理想を目標に、2人で現実にしていきたい。
其の間、思う様に事が進まず、其の場で足踏みする時もあるだろう。
挫折しそうな時だってあるだろう。
しかし夢や希望があるから、其処を目標に進んでいける。
実現するかしないか、夢が叶うか叶わないかは自分の努力次第。
だったら俺は、何があっても頑張りたい!!
「ただいまぁ~♪」
近所の探索が済み、次朗を家へと連れ帰る。
朝食後リビングでくつろぎ、10時を過ぎるとほたるを連れて出掛けた。
行き先は、冬休みの間バイトするはずだった父さんの会社。
村瀬や戸川に会えなくなった事を、ほたるが残念がってたから、少しでも会わせてやりたくってさ…。
今日は仕事で来た訳じゃないから、一般駐車場に車を止め、降りる前に、深めに帽子を被り眼鏡を装着した。