旦那様は高校教師
「俺にはほたるしか見えてないから、心配しなくても平気だよ」
Chu!
ほたるの頬にキスをすると、可愛い笑顔が返って来る。
おぉ!?キスの力って凄いな!?
一発でほたるを笑顔にしたぞ!?
なんて感動している場合じゃないな。
そろそろ中へ入らないと…。
「ほたる、村瀬達の所へ行こうか」
「はい」
まだ不安の顔が見え隠れするほたるをエスコートしながら、入り口へ向かう。
いつもなら此処で、俺はほたるの手を握るが今回は出来なかった。
其れと言うのも、俺だってバレる確率は99%。
誰かに見付かったら、言い訳するのは難しい。
だから繋げなかったんだ…。