旦那様は高校教師


俺達は玄関から中へ入り、売店へと向かう。



「あっ!!居た♪今日は戸川さんが早出だ♪」



戸川の姿が見えると、ほたるは小走りに駆けて行く。



早出が戸川って事は、村瀬と白木さんが遅出か。



其れまで何をしよう…。



俺はフロアーの椅子に座り、2人の話が終わるのを待つ事にした。



「あのぉ…隣に座っても良いですか?♪♪♪」



顔を上げると、2人の女性がニコニコしながら立っていた。



ハァーッ…俺、こう言うの苦手。



「悪いけど・・・」



「お一人で来られたんですか?」



「名前、何て言うんですか?」



返事をする前に、彼女達は俺の両脇に座り一方的に話をする。



「私達、幼なじみなんです♪」



「今日は泊まられるんですか?」



「私達の部屋に遊びに来ませんか?」



彼女達は身を乗り出して、両サイドから攻めてくる。





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